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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第13章 令嬢銃士の処女査定
「きちんと拡げてくれたまえ、よく見えないではないかね。……脚をではないよ」

(い……嫌あっ……!)

「私が拡げてあげねばならないかね? 吝かではないが……」

(……それはもっと嫌あっ!)

 もう、目を開けていられなかった。眉根をぎゅっと寄せ、硬く目を閉じたまま、股間にそろそろと指をあてる。

 しょり……

 恥毛の感触。太ももに感じる男達の体温。鼻を突っ込むように自分の股間に顔を近づけているのがわかる。

(熱い……体が恥ずかしさで溶けてしまいそう……)

 逆流する血が腿をほんのりとしたピンクに染め上げていく。

(どんどん熱くなって……ここも……)

 ノエルの小さな可愛らしい親指と人差し指が秘裂の両端を抑え、左右に押し拡げる。

 く……ぱあ……

 おずおずと、躊躇う少女のように秘唇が口を開く。

(ああ……見せてしまった……)

「うむ、これでよく見える。そのまま……そのまま」
「うはあ、ピンクで綺麗な色のオマンコですなあ!」

(見られてる……見られていますの!)

「気品に溢れておるな」
「この濡れて光る様がまた淫らでよいな」

(ううう、そんなこと仰らないで……)

 二人の賛美の声がノエルを喜ばせることはない。肉を割り拡げている細い指先が羞恥に震える。

「かっ……関係ないことはいいですから、どうぞ調べるべきことだけをご確認なさって!」

 膝がガクガクと揺れた。
 逆流した血液が頭に昇ってまともな思考ができない。

「うむ……きちんとしておる。これは破瓜は経験しておらんよ。可愛らしく身を震わせておる」

(よかった……ようやく……ようやくこれで終り……)

「偽物かもしれませんぜ」

 立番の男の余計なひと言にノエルはカッとなった。先ほどの悶着の意趣返しのつもりか、男の眼が意地悪そうに光る。
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