この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第7章 眠れない夜に、温もりを

お店から最寄りの駅までは、歩いて5分とかからない。

正直、送ってもらわなくても問題ない距離だ。

あっと言う間に駅のロータリーに辿りついた。


「……ごめんね、春菜」


私の手をぎゅっと握って、ずっと項垂れて歩いていた沙月が

立ち止まると同時に、更に深く頭を下げた。


「………!
ちょ、ちょっと沙月?」


ギョッとして沙月の肩を起こさせる。


「何よもう、どうしたの?」

「……体調悪かったのに、誘ったりしちゃったから……」

「………!」

「気付かなくて、本当にごめんなさい」


しょんぼりとする沙月の瞳は潤んでいて、今にも泣き出してしまいそうだ。

そんな沙月が可愛くて、なんだかキュンとしてしまう。


「もぉ~、酔ってるの?
宮本さんはあんな風に言ってたけど、私は元気だよ?」

「……でも……」

「確かにちょっと飲み過ぎちゃったから、早めに切り上げて良かったけど。
でも、ほんとに何でもないから大丈夫!」


/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ