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パラダイスパレスの淫らな晩餐
第8章 あとがき

 こんにちは!

 隷従超鋼ヴァギナスを書いた後、しばらく作品を書こうとしても書けない時期がありました。

 それまでは作品の分量に制限を設けず、書けるだけ書いてよしとしていたのですが、そうではなく全体のボリュームをきちんとコントロールして書けるようになろうと試行錯誤をしていたのが原因でした。

 それまでに書いたヴァギナスも、マスケッティアもだいたい四百字詰原稿用紙で400枚前後なのですが、それだと書き上げるのに自分はだいたい2~3週間ほどかかってしまうので、もっとスピードを! ということで100枚ぐらいの物語を作ろうとしたのです。

 しかし、この試みが自分にとっては非常に苦行で、まるで書けなくなってしまいました。

 そんなとき、分岐ノベル形式で書いてみたらどうだろう……と、思いつき、やってみると、これが書ける!

 で、それから何作か分岐ノベルを書いて、ついに普通形式でも100枚ボリュームの短編を書くことが出来るようになるのですが、それはまたいずれ。

 このキオとエヌフィーヌの話は、そうやって書いた分岐ノベルのうちのひとつ。自分の書いた分岐ノベルとしては3作目です。書き慣れてきて楽しんで書いています。

 ところで、官能小説に限った話ではないですが、好きなタイプのヒロインじゃなかったり、好きなシチュエーションじゃなかったとき、男の人ってこうも無関心になれるんだなっていうぐらい冷たいですよね。

 この作品にはキオとエヌフィーヌという違うタイプのヒロインが出て来ますが、友達に試し読みをしてもらった際、各ヒロインに対する意見の温度差をとても感じました。

 私はキオのほうがタイプなんですが、エヌも大事に思っています。
 タイプなのはキオのほーですが。(大事な事なので二回)

 読んで下さった方はどちらがお好みだったでしょぅか。

 最後に、いつも試し読みをして意見を聞かせてくれる親友のI君に感謝の言葉を。

 最初に書いていた冒頭シーンは、言われた通り没にして全面書き直しにして良かったです。絶対前より読みやすくなったと思っています。

 そして、もしアンケートでエヌフィーヌのほうが人気があったとしたら、それは「エヌのシーンをもっとドエロくしろ」と要求したキミの変態性のおかげです^^
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