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退魔風紀 ヨミ ~恥獄の学園~
第6章 ふざけないで!
(ふざけないで!)
欲望に勝る怒りのエネルギー。
《……ぎゃうっ!》
詠の激怒の思念にギニーがたじろぎ、悲鳴と共に念話は途切れた。
(屈するものですか! 私は……私は必ず耐えて……耐えきって任務を果たしてみせる!)
ありったけの意志の力をかき集め、身体に残る絶頂の余韻を遠ざける。しかしそのときだった。詠が異変に気づいたのは。
ちゅぴ……ぷちゅっ……ちゅるっ
(え……?)
卑猥な水音。
「は……む……んちゅう……」
詠のすぐ傍の男子が隣の席の女子の唇の中に舌をねじ込んでいた。
(な、なにをしているの?)
自分も先ほどまでオナニーをしていたのだが、それはあの媚薬のせいだ。それと全く関係ないはずの彼らがどうして?
女子のほうも全く嫌がる風なく、むしろ積極的に舌を受け入れ、吸っている。そうしながらも、男子が女生徒の胸をまさぐり出す。
(やだ……みんな気づいてないの?)
気づいていない所ではなかった。いつの間にか、詠の周り……いや、教室中の男女が、ある者は手を取り合い、ある者は相手の胸元や、脚の間に手を差し入れして、淫らな行為にふけっている。
「なっ……!」
その光景に詠は絶句した。
欲望に勝る怒りのエネルギー。
《……ぎゃうっ!》
詠の激怒の思念にギニーがたじろぎ、悲鳴と共に念話は途切れた。
(屈するものですか! 私は……私は必ず耐えて……耐えきって任務を果たしてみせる!)
ありったけの意志の力をかき集め、身体に残る絶頂の余韻を遠ざける。しかしそのときだった。詠が異変に気づいたのは。
ちゅぴ……ぷちゅっ……ちゅるっ
(え……?)
卑猥な水音。
「は……む……んちゅう……」
詠のすぐ傍の男子が隣の席の女子の唇の中に舌をねじ込んでいた。
(な、なにをしているの?)
自分も先ほどまでオナニーをしていたのだが、それはあの媚薬のせいだ。それと全く関係ないはずの彼らがどうして?
女子のほうも全く嫌がる風なく、むしろ積極的に舌を受け入れ、吸っている。そうしながらも、男子が女生徒の胸をまさぐり出す。
(やだ……みんな気づいてないの?)
気づいていない所ではなかった。いつの間にか、詠の周り……いや、教室中の男女が、ある者は手を取り合い、ある者は相手の胸元や、脚の間に手を差し入れして、淫らな行為にふけっている。
「なっ……!」
その光景に詠は絶句した。