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BLACK WOLF~crime~
第10章 最後ノ恋
我慢してた喘ぎが指の隙間から漏れる。
久しぶりに感じる黒埼さんの指使いに、知らぬ内に腰が浮いてしまっていた。
「好きなだけ喘げ」
「でも、黒埼さ…、あんっ!あっ、ほんと、に…、怪我…」
「どうでもいい。今はとにかくお前が欲しい…っ」
黒埼さんの余裕がなくなっていく。
黒埼さんには似合わないと笑っていた水色の入院着からはだけて見える胸板。
どっしりとした熱いその胸板を見てるだけで私の心は欲情する。
俯き私の顔を見下ろす前髪が垂れたその表情も、私の体を押さえ付けてるその腕も
私の中で暴れるその指も、全部
黒埼さんの全部に私の心は脱がされていく。
「舞…」
「黒埼さん…」
私を欲しがる余裕のない黒埼さん。
初めて見るその表情に、私の体は火がついたように熱く燃えて━━━━━━
「いい加減にしやがれ、このエロ社長ォォォォォォッ!!」
━━━━ドスッ
「……………えっ?」
「な…っ!?」
黒埼さんと私の体が1つ溶け合おうと微睡んだ瞬間、ベッドに走った衝撃。
と、男性の叫び声。
驚いた私と黒埼さんがハッと顔を上げると
「ハ、ハルちゃんっ!?」
そこにいたのは、頭に包帯を巻き足にギプスを巻いたハルちゃんだった。
ふっと見るとベッドには松葉杖が。
どうやら、松葉杖を布団叩きのようにベッドに投げ付けて来たみたいだ。
間一髪と言ったところか、私と黒埼さんには当たってないみたいだけど。
でも、どうして、ハルちゃんがここに…?
唖然とする私。
「てめぇもここに入院してるって聞いたから医者に無理言って松葉杖借りてここまで来てやったのに、真っ昼間の病室で何やってんだよ、てめぇは…っ」
久しぶりに感じる黒埼さんの指使いに、知らぬ内に腰が浮いてしまっていた。
「好きなだけ喘げ」
「でも、黒埼さ…、あんっ!あっ、ほんと、に…、怪我…」
「どうでもいい。今はとにかくお前が欲しい…っ」
黒埼さんの余裕がなくなっていく。
黒埼さんには似合わないと笑っていた水色の入院着からはだけて見える胸板。
どっしりとした熱いその胸板を見てるだけで私の心は欲情する。
俯き私の顔を見下ろす前髪が垂れたその表情も、私の体を押さえ付けてるその腕も
私の中で暴れるその指も、全部
黒埼さんの全部に私の心は脱がされていく。
「舞…」
「黒埼さん…」
私を欲しがる余裕のない黒埼さん。
初めて見るその表情に、私の体は火がついたように熱く燃えて━━━━━━
「いい加減にしやがれ、このエロ社長ォォォォォォッ!!」
━━━━ドスッ
「……………えっ?」
「な…っ!?」
黒埼さんと私の体が1つ溶け合おうと微睡んだ瞬間、ベッドに走った衝撃。
と、男性の叫び声。
驚いた私と黒埼さんがハッと顔を上げると
「ハ、ハルちゃんっ!?」
そこにいたのは、頭に包帯を巻き足にギプスを巻いたハルちゃんだった。
ふっと見るとベッドには松葉杖が。
どうやら、松葉杖を布団叩きのようにベッドに投げ付けて来たみたいだ。
間一髪と言ったところか、私と黒埼さんには当たってないみたいだけど。
でも、どうして、ハルちゃんがここに…?
唖然とする私。
「てめぇもここに入院してるって聞いたから医者に無理言って松葉杖借りてここまで来てやったのに、真っ昼間の病室で何やってんだよ、てめぇは…っ」