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BLACK WOLF~crime~
第10章 最後ノ恋
━━━━っ!
…今のは、殺し文句だ。
そんな事言われて悪い気はしないけど、でも…。
せっかく専門学校へ行くって気持ちも固まったのに、結婚なんて…。
真っ赤に染まった顔を俯けて返事を出せないでいる。
「でも…━━━━━━━」
バンッ!!━━━「きゃあっ!」
急に私の右側に走った衝撃。
大きな音に心臓がびくついたが、ふっと気づくと私の鼻先に感じる黒埼さんの気配。
「でも?何だ?」
私の右側の窓ガラスに腕をつき腕の中から私を逃がさないようにしてる。
バンッという衝撃音は勢い余って窓ガラスを叩いた音だ。
そして、黒埼さんの顔が私の顔のすぐそばに…。
「く、黒埼さ…近いです…」
「だから、どうした?」
こ、こんな体勢じゃ何も喋れない。
恥ずかしくて緊張して、黒埼さんの目すら見れない。
狭い車内に私の心臓の音が響いて来そうで…。
「黒埼さん…、離れて…っ」
「だったら返事を聞かせろ」
「そんな、急に…」
プロポーズされたのはついさっきで、そんなすぐに返事なんかだせるはずかない。
考える時間すら与えてくれないなんて。
でも…っ
ふっと見上げた黒埼さんの表情は、不敵な笑みを浮かべている。
その笑みは、自信たっぷりの狼の微笑。
この瞳に見つめられてるだけで、私は━━━━━。
「返事を聞かせて貰おうか?もちろん"yes"しか聞き入れねぇけど」
「あ…、あの…」
…今のは、殺し文句だ。
そんな事言われて悪い気はしないけど、でも…。
せっかく専門学校へ行くって気持ちも固まったのに、結婚なんて…。
真っ赤に染まった顔を俯けて返事を出せないでいる。
「でも…━━━━━━━」
バンッ!!━━━「きゃあっ!」
急に私の右側に走った衝撃。
大きな音に心臓がびくついたが、ふっと気づくと私の鼻先に感じる黒埼さんの気配。
「でも?何だ?」
私の右側の窓ガラスに腕をつき腕の中から私を逃がさないようにしてる。
バンッという衝撃音は勢い余って窓ガラスを叩いた音だ。
そして、黒埼さんの顔が私の顔のすぐそばに…。
「く、黒埼さ…近いです…」
「だから、どうした?」
こ、こんな体勢じゃ何も喋れない。
恥ずかしくて緊張して、黒埼さんの目すら見れない。
狭い車内に私の心臓の音が響いて来そうで…。
「黒埼さん…、離れて…っ」
「だったら返事を聞かせろ」
「そんな、急に…」
プロポーズされたのはついさっきで、そんなすぐに返事なんかだせるはずかない。
考える時間すら与えてくれないなんて。
でも…っ
ふっと見上げた黒埼さんの表情は、不敵な笑みを浮かべている。
その笑みは、自信たっぷりの狼の微笑。
この瞳に見つめられてるだけで、私は━━━━━。
「返事を聞かせて貰おうか?もちろん"yes"しか聞き入れねぇけど」
「あ…、あの…」