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BLACK WOLF~crime~
第1章 籠ノ鳥

カツ、カツ…、という靴音。

近くにいることはわかってるけど、今から何をする気?

靴音だけで方向まではわからないけど、恐らく黒埼さんは私のすぐ真横ぐらいに━━━━━━




チュッ

「ひっ!あぁ…っ」

突然、耳に感じた感触に思わず声が漏れた。

「耳にキスしただけだ。いい反応だな」

耳元で聞こえた黒埼さんの声と息遣い。

いつもなら何にも感じないのに、視界を遮られ耳に意識を集中させてたせいで変に敏感になってしまっている。

「や、あ…っ」

「あ?耳も性感帯か?」

「んぅっ、そこで…喋らないで…っ」

くすぐったい。

快感とは言いがたいが、耳を攻められるのがこんなにくすぐったいなんて初めて感じた。

耳元で話されて息遣いを感じるだけで体が小さくピクッと反応した。


「だったら、どこならいいんだ…?」

「ど、どこって…」

「耳以外ならどこを攻めればいい?」

「そ、んな…っ」


そんなの、答えられるはずがない。

ただでさえ視界を遮られ敏感になってる体なのに…。

出来るならこのまま何もせず開放して欲しい。

でも、そんな願いを聞いてくれるはずもない。



モジモジする私を催促するように、黒埼さんの唇と固くなった舌先が耳の輪郭をなぞり首筋に移動。

もどかしい感覚に無意識に体が動き声が漏れてしまう。

「ん…あっ、あ…」

「答えられないならこのまま焦らし続けてやろうか?」


体の中がじんじん疼く。

何、これ…。


「やめて…下さ…っ」

「無理だよな?お前の体は俺が仕込んだんだ。こんな刺激じゃ満足しねぇよな?」



…違う。

私はそんな淫らな女じゃない。

満足するとかしないとか、そんな女じゃ…








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