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BLACK WOLF~crime~
第1章 籠ノ鳥
これじゃ、あの時と同じだ。
黒埼さんに誘拐され、黒埼さん好みの香りや衣類や下着で纏められたあの時と同じ扱いだ。
「やめて…、黒埼さ…っ」
床の冷たさが衣類をすり抜け背中にまで伝わってきた。
でも、どんなに抵抗しても黒埼さんはやめてはくれない。
「うるせぇ女だ。めちゃくちゃにされなきゃわからねぇみたいだな…」
狩りをする狼のような目。
何もかもがあの頃と同じで、私はこの人の恋人のはずなのに、胸の奥がどうしようもないほど痛い。
私を抱き上げるとまずは分娩台に座らせて、両手は万歳状態で一纏めにされ
ズボンも下着も剥ぎ取られた下半身はM字開脚で固定。
いつもと同じ格好だが、今日は少し違う。
スルッとネクタイを外した黒埼さんはゆっくり私の顔のそばまで近づき
「な…や、やだ…っ」
「心配するな、すぐ慣れる」
私の視界を覆ってしまった。
真っ黒なネクタイで目隠しをされて、視界が一気に暗闇で遮られた。
「は、外して下さ…、恐い…」
何も見えないせいかいつもより恐怖が増す。
あまりの恐怖で体は小刻みに震えてしまい、今頼れるのは聴覚だけになってしまった。
耳に入ってくるのは黒埼さんの靴音とガサガサという物音だけ。
視界が遮られてる分、周りの音がよく聞こえるようになり、耳をすませば自分の心臓の鼓動すら聞こえて来そうなほどだ。
大丈夫…、見えないと何をされるのかわからないだけに恐いけど耳に意識を集中させれば…
私は必死に耳をすませて黒埼さんの動きを予測しようとしていた。
黒埼さんに誘拐され、黒埼さん好みの香りや衣類や下着で纏められたあの時と同じ扱いだ。
「やめて…、黒埼さ…っ」
床の冷たさが衣類をすり抜け背中にまで伝わってきた。
でも、どんなに抵抗しても黒埼さんはやめてはくれない。
「うるせぇ女だ。めちゃくちゃにされなきゃわからねぇみたいだな…」
狩りをする狼のような目。
何もかもがあの頃と同じで、私はこの人の恋人のはずなのに、胸の奥がどうしようもないほど痛い。
私を抱き上げるとまずは分娩台に座らせて、両手は万歳状態で一纏めにされ
ズボンも下着も剥ぎ取られた下半身はM字開脚で固定。
いつもと同じ格好だが、今日は少し違う。
スルッとネクタイを外した黒埼さんはゆっくり私の顔のそばまで近づき
「な…や、やだ…っ」
「心配するな、すぐ慣れる」
私の視界を覆ってしまった。
真っ黒なネクタイで目隠しをされて、視界が一気に暗闇で遮られた。
「は、外して下さ…、恐い…」
何も見えないせいかいつもより恐怖が増す。
あまりの恐怖で体は小刻みに震えてしまい、今頼れるのは聴覚だけになってしまった。
耳に入ってくるのは黒埼さんの靴音とガサガサという物音だけ。
視界が遮られてる分、周りの音がよく聞こえるようになり、耳をすませば自分の心臓の鼓動すら聞こえて来そうなほどだ。
大丈夫…、見えないと何をされるのかわからないだけに恐いけど耳に意識を集中させれば…
私は必死に耳をすませて黒埼さんの動きを予測しようとしていた。