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BLACK WOLF~crime~
第1章 籠ノ鳥
水を得た魚みたいに、私の体がビクンッと跳ねる。

マグマのように煮えたぎり解放された欲は私の体中を一気に駆け巡った。

「あ…っ、ん」

焦らされた反動で体の痙攣がおさまらない。

私のそこも、蜜が溢れかえっている。

「はぁ、は、んっ…ああああっ!ひぅっ!や、やだぁぁっ!!あぁぁぁぁっ!!」

「言っただろ?好きなだけイけと」


解放された欲の出口、敏感になったそこに電マを宛がわれっぱなしにされて、絶え間なく押し寄せる快楽に痙攣とは違う震えが起こってしまう。

「あっ、ああっ!も、いやぁぁっ!やめてっ!やめてぇ…っ!あぁぁぁぁんっ!」

「だったら最初の質問に答えろ。どこをどう攻めて欲しい?」

「ひぃっ、あっ、ああっ!!」


━━━━息が出来ないほど。

何も喋れないし、何も考えられない。

でも、この地獄のような拷問から解放されるには黒埼さんの質問に答えなきゃいけない。

でも、そんな事…、口に出来ない。

「ああああああっ!イ、イクッ!許してえぇぇぇっ!!」

体がまた大きく揺れて、椅子や手足を拘束してる鎖がガシャンッとぶつかり合う。

それでも、黒埼さんの手は止まらない。

「だめぇ…っ、だ、だめっ!!も、死んじゃ…あぁぁぁぁっ!!」

「だったら答えろ」

「………………………っ!!」


だ、誰が…っ。

抵抗するように歯をギリッと食い縛った。

言いたくない。

こんな酷い人に服従するような台詞だけは言いたくない…。

どんなに酷い目に合わされてもこの人のやってる事を思えば…。


「はぁ…、聞き訳のない女だ。まぁ、その意地がいつまで続くか見物だが…」


強がってはいるが、今にも負けてしまいそう。

油断すれば心も体も堕ちてしまう。





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