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快楽の奴隷
第7章 BLとGL
「おおっ! いいっスね~。そうやってじゃれあいながらセックスに移行していく訳ッスね?」
「そんなわけないですっ!! 変態っ!!」
作家よりも個性的な編集者に、初対面にも拘らず、さすがの花純も声を荒げてしまう。
「いいじゃないッスか……羨ましいッスよ。先生、ボクともセックスしないっスか? もしかしたら創作意欲沸くかも知れないっスよ?」
「なっ……!?」
とんでもないことを口走り、今さら照れたように頬を染めてうつ向く。
言葉の異常さを無視して、見た目だけで言えば、そのしぐさはとても可愛らしく感じられた。
まるで男みたいなしゃべり方をするが、れっきとした女なんだと花純は改めて認識する。
「するか。お前なんかでは勃たない。俺の中ではお前は女性かもしれないが、女ではない」
「あー! 傷付いたッス」
ヘラヘラと笑うが、目だけは寂しげなことを花純は見逃さなかった。
『この人、本当に高梨さんのことを……』
大切な人を奪われそうな危機感を覚えるが、花純は高梨の彼女ではない。
それに知り合いの歴も間違いなく雫の方が長い。
しかも雫は仕事の相手として高梨と関わっている相手だ。
何と言っていいか分からず、花純は悶々とした気持ちをただ圧し殺すしかなかった。
「そんなわけないですっ!! 変態っ!!」
作家よりも個性的な編集者に、初対面にも拘らず、さすがの花純も声を荒げてしまう。
「いいじゃないッスか……羨ましいッスよ。先生、ボクともセックスしないっスか? もしかしたら創作意欲沸くかも知れないっスよ?」
「なっ……!?」
とんでもないことを口走り、今さら照れたように頬を染めてうつ向く。
言葉の異常さを無視して、見た目だけで言えば、そのしぐさはとても可愛らしく感じられた。
まるで男みたいなしゃべり方をするが、れっきとした女なんだと花純は改めて認識する。
「するか。お前なんかでは勃たない。俺の中ではお前は女性かもしれないが、女ではない」
「あー! 傷付いたッス」
ヘラヘラと笑うが、目だけは寂しげなことを花純は見逃さなかった。
『この人、本当に高梨さんのことを……』
大切な人を奪われそうな危機感を覚えるが、花純は高梨の彼女ではない。
それに知り合いの歴も間違いなく雫の方が長い。
しかも雫は仕事の相手として高梨と関わっている相手だ。
何と言っていいか分からず、花純は悶々とした気持ちをただ圧し殺すしかなかった。