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快楽の奴隷
第13章 ミューズ
「おっきくなった」

嬉しそうに囁く彼女はショーツをずらし、先端を自らの割れ口に当てて擦った。
触れてもいないのにそこは充分な湿りを帯びていた。

「宏世……駄目だ……」
「困ってるしゅうちゃんの顔、好き……」

小悪魔的に笑う宏世は、人形のように美しかった。
高梨は若気の至りの劣情を燃やしてしまう。
淫靡な湿りは激しく高梨を昂らせる。
もし見つかれば身の破滅。
その恐怖が危険な興奮となって一層高梨を駆り立てた。
そして次第に足音は遠ざかっていく。

「あーあ。行っちゃった……」
「馬鹿。見付かったらどうするんだ……」

危機が去り、冷静さを取り戻した高梨は押し入れを出ようと動く。
しかし宏世はそのまま腰を動かし、彼の先穂を飲み込んだ。

「うっ……」
「入っちゃったね……」

共犯者のような笑みを浮かべて宏世が抱きつく。
その弾みで更に深く二人は繋がった。
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