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快楽の奴隷
第15章 求めすぎる心
「殺してませんっ!!」
怒鳴る高梨に花純は怒鳴り返した。
「自分を責めないでっ……お願いっ……」
悔しそうに歯を食い縛り、花純は高梨の胸元を強く掴む。
「お願いしますっ……もう、忘れて……宏世さんのことは……」
「花純……」
「でないと、高梨さんはいつまで経っても私のものにはならないもの……」
花純のいじらしくも粘質な感情が高梨を絞めつける。
「お願いします……悔やむことでいつまでも……宏世さんに囚われないで……」
「好きとか、嫌いとかじゃなくて……忘れることなんて出来ない……それがせめてもの償いだ……」
自責の念はもはや高梨の一部となってしまっている。
それを断ち切ることなど、彼の意思だけでは出来ないレベルに達していた。
「私、最低な人間なんです……ごめんなさい……高梨さんの心の奥底の中心にその子がいると言うだけで……悔しいんですっ……そんなことに嫉妬するなんて……馬鹿げてますけど……でもっ……」
呼吸を乱し、しゃくりあげながら訴える。
怒鳴る高梨に花純は怒鳴り返した。
「自分を責めないでっ……お願いっ……」
悔しそうに歯を食い縛り、花純は高梨の胸元を強く掴む。
「お願いしますっ……もう、忘れて……宏世さんのことは……」
「花純……」
「でないと、高梨さんはいつまで経っても私のものにはならないもの……」
花純のいじらしくも粘質な感情が高梨を絞めつける。
「お願いします……悔やむことでいつまでも……宏世さんに囚われないで……」
「好きとか、嫌いとかじゃなくて……忘れることなんて出来ない……それがせめてもの償いだ……」
自責の念はもはや高梨の一部となってしまっている。
それを断ち切ることなど、彼の意思だけでは出来ないレベルに達していた。
「私、最低な人間なんです……ごめんなさい……高梨さんの心の奥底の中心にその子がいると言うだけで……悔しいんですっ……そんなことに嫉妬するなんて……馬鹿げてますけど……でもっ……」
呼吸を乱し、しゃくりあげながら訴える。