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快楽の奴隷
第16章 応えすぎる心
無表情でディスプレイを見詰め、指は精密機械のように素早く動く。
溢れ出たアイディアが指を自然と動かせていた。
裸で執筆をする姿はセクシーだった。
飽きることなく花純はその光景を眺めていた。
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夏の暑さがようやく消え去り、涼しくて少し乾いた心地いい風が吹き始めた頃、高梨からラブロマンス小説が完成したという連絡があった。
「誰よりも先に花純に読んで貰いたい」と言われ、花純は仕事終わりの疲れも忘れて彼の家にやって来ていた。
タイトルは『揺らぐ花』。まだ仮タイトルだが、自分の名前が一文字入った美しいタイトルに花純は照れた笑いを浮かべる。
溢れ出たアイディアが指を自然と動かせていた。
裸で執筆をする姿はセクシーだった。
飽きることなく花純はその光景を眺めていた。
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夏の暑さがようやく消え去り、涼しくて少し乾いた心地いい風が吹き始めた頃、高梨からラブロマンス小説が完成したという連絡があった。
「誰よりも先に花純に読んで貰いたい」と言われ、花純は仕事終わりの疲れも忘れて彼の家にやって来ていた。
タイトルは『揺らぐ花』。まだ仮タイトルだが、自分の名前が一文字入った美しいタイトルに花純は照れた笑いを浮かべる。