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快楽の奴隷
第16章 応えすぎる心
『私が……高梨さんの才能を壊してしまったのっ……?』
遂に歩けなくなり、その場でしゃがみこんで泣いた。
夜更けの住宅街は歩く人もおらず、静まり返っている。
時おり何処かの家の中から漏れる声が微かに聞こえた。
温かくて平穏で、退屈だけど愛すべき日常。
そんな幸せを無意識のうちに高梨に求めすぎた。
そして彼も無理にその願望を叶えてやろうとしてくれている。
その結果、愛する人の才能を殺してしまった。

私は、ミューズなんかじゃない……

自分の中でそれを認めてしまった時、心がバランスを失って崩れ去る失墜感に見舞われる。
目を閉じても止まらない涙は、頬を伝って落ちていった。
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