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快楽の奴隷
第17章 闇と光
「ふざけてる暇はないんだ……」

切羽詰まった高梨は厳しい口調になる。

「ふざけてるように見えますか?」

眉を歪ませ、シワを寄せた花純の顔が男を逆に睨む。

「このまま……おまっ……こに……出して下さいっ」
「しかしっ……」

踏みとどまろうとする高梨と押しきろうとする花純。
結果など見るまでもなかった。

「くっ……」

悔しそうに歪めた高梨の顔の、片目は瞑られていた。

どくんっ……
ドクドクドクドクッ……
脈打つような注入を下腹部に感じる。

「ああっ……来て、るっ……高梨さんのっ……」

熱いものが拡がり、染み込んでいくような愉悦。
膣壁は震えながら悦びを露にしていた。

「うっ……かすみっ……」

出しながら男は腰を跳ねさせ、搾るように精を吐き出した。
花純は幸せのうちにそれを受け取る。
身籠りたい。
本気でそう願いながら、高梨の遺伝子液を受け入れていた。


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