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快楽の奴隷
第19章 快楽の奴隷
「お望みならば……」

曽根はスッと顔を近付け、患部のような赤腫れに舌を這わせる。

「あっ!!」

貪欲に火照ったそこは一度舐められただけで軽く達してしまう。
その程度では当然満足出来ない曽根は劣情の赴くままに舌を蠢かした。

「はぁっ……そこっ……おっ……そこがっ……ああっ……」

身体を捩らせ、脚を伸ばしたり、足の指に力を籠めたりと世話しなく動くが、腰だけはずらさずに曽根へと押し付ける。

「凄い乱れ振りだな……そうやってこの半年、色んな男と交わったのか?」
「そんなっ……酷いこと言わないでっ……私の身体は……高梨さんだ、けのものっ……です……」

答えている最中も軽く身を震わせ、達してしまう。

「他の男に逝き狂わせられながらそんなことを言っても説得力はないな」

そう嘯くが、高梨の芯は彼女への恋慕で固く反り返っていた。
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