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快楽の奴隷
第4章 禁忌の絶頂
「この穴はまだ使ったことがなかったんだな」

高梨は笑いながらぶにっとその穴を押した。

「やめてっ……」

花純は慌ててソファーの上で丸まり、アナルを隠す。

「俺の作品ではアナルを責める場面もたくさんあっただろ?」
「そ、そうですけど……」

興味はなくもなかったが、それ以上にいけないことだと言う気持ちの方が強かった。
彼女が好んで読む男性同士の恋愛もの、いわゆるBLでもその穴は頻繁に使用されているが、それはもはやファンタジーの域の話だった。

「たまにアナルではなくアヌスだと下らない指摘を寄越してくる奴もいるけど、俺はアナルと表記している。言葉というのは生きているからな。時代と共に変容する。アナルというのは和製外来語として確固たる地位を確立している」

どうでもいいこだわりを語ってから再び彼はレロンっとそこを大きく舐めた。

「あぁっ……」
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