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第5章 ペンション

木曜日からはメニューが変わりました

３日間で油彩を仕上げるのです

みんなでイスと器材を持って湖畔に移動しました

席順はクジで決めて香菜を要に扇形に座りました

遊歩道があって奥に白樺林があるシチュエーションでした

椅子に腰掛け片脚の踵を椅子に乗せたポーズでした

手は左右それぞれの膝において真っ直ぐ前を見ました

勿論裸婦画でしたから香菜は全裸でした

片脚の膝を曲げて椅子の座面に乗せたので

割れ目は自然と開いてそよ風が気持ちよかったです

遊歩道には時折ハイキングの人が通りかかりましたが香菜の背中の上半分しか見えませんでした

それでも裸婦だということがわかったのでしょう

みんな前に回って香菜のハダカと生徒さんのキャンバスとを交互に見ていきました

そしてカメラを持っている人はみんな香菜のハダカを撮って行きました

「それ現像してもらえないよ割れ目が開いてるから・・・・」

と香菜はそのたんびに呟きました