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オーバーナイトケース
第4章 運命に導かれ・・
じつはあの店にはあの夜行ったきり。

私も彼も、あの店で出会った時には苦い思い出を抱えたままだったから、
思い出という名の店にはなんとなく足がむかなかった。

たった一度の店だったから、雅也が思いだせなくても仕方ない。

私はエヘン、と咳払いをひとつした。


「Remembrance・・略せばRMになるでしょう?」

「ほんとだ・・なんか・・すご過ぎてゾッとしてきちゃったよぉ!」


自身の両腕をさすりながら目をパチパチさせる雅也の肩を、私はポンとたたいた。


「ね?だからこのバッグも私たちの思い出の品に生まれ変わったの。
 な~んにも問題ないわよ」


雅也は大きく頷いた。
目じりを思いっきり下げた笑顔で。



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