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揺れる恋 めぐる愛
第5章 光明と暗黒
思いっきり息を吸い込んで、静かにゆっくりと吐いた。
そうやってなんとか気持ちをやり過ごそうとしてはみたものの……
心の中からドロドロとした苦いものが湧き上がってきて
モヤモヤとした嫌なものはどうしても拭うことができない。
もう……
無理。
何もかもすべてぶちまけてしまおうと思った。
「まだ、自分の中でも何が起こったのかよくわかってない。
色々と決めかねていることも多すぎて……
たぶん今、他人に話したって上手く伝えられる自信もないし、
もちろんまとまるような状態じゃないから……」
突き放すような言葉に、美咲は眉根を寄せ絶句した。
問題は彼女の方じゃない。
そんなことは嫌というほどわかっている。
私の方こそ、うまく女友達と付き合えない。
自分に余裕がないと、こうやって……
拒絶してしまう。
それでなくても、女の子のするようなことに
違和感があってなかなか馴染めないのに……
こういう気持ちもうまくごまかせばいいものを……
そんな器用な性格じゃない。
そして……
相手が疲れたと言って去っていき……
終わる。そう、真帆以外はそうやって全部終わった。
今回も、これからたぶんそうなるのだろうが……
本当にもう余裕がない。
そうやってなんとか気持ちをやり過ごそうとしてはみたものの……
心の中からドロドロとした苦いものが湧き上がってきて
モヤモヤとした嫌なものはどうしても拭うことができない。
もう……
無理。
何もかもすべてぶちまけてしまおうと思った。
「まだ、自分の中でも何が起こったのかよくわかってない。
色々と決めかねていることも多すぎて……
たぶん今、他人に話したって上手く伝えられる自信もないし、
もちろんまとまるような状態じゃないから……」
突き放すような言葉に、美咲は眉根を寄せ絶句した。
問題は彼女の方じゃない。
そんなことは嫌というほどわかっている。
私の方こそ、うまく女友達と付き合えない。
自分に余裕がないと、こうやって……
拒絶してしまう。
それでなくても、女の子のするようなことに
違和感があってなかなか馴染めないのに……
こういう気持ちもうまくごまかせばいいものを……
そんな器用な性格じゃない。
そして……
相手が疲れたと言って去っていき……
終わる。そう、真帆以外はそうやって全部終わった。
今回も、これからたぶんそうなるのだろうが……
本当にもう余裕がない。