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揺れる恋 めぐる愛
第5章 光明と暗黒
こういう時、真帆が恋しくなる。
どうしても女同士の友情は……
過干渉過ぎてウザったくなる時がある。
自分も女なのに、真帆と付き合うようになってから、
私は他人にあまり干渉されたくないタイプだと知った……
それまでは、友達がいなくなって一人になるのが怖かったので
単に我慢していただけだった。
真帆なら私が話すまで……
何も聞かない。
見捨てることはないけど……
でも、無理やり貝の口をこじ開けるような聞き出し方はしない。
それはまるで、主任のような……
ああ、嫌だ。こんな時まであいつの事が頭をよぎるなんて。
そう、あいつは勝手なだけだ。
私はあいつの都合のいい玩具じゃない。弄ばれるいわれはない。
美咲は私を切なそうな表情で見つめていた。
「……言いたくない?私、やっぱりウザったい?」
視線を俯き加減にしながら、さっきまで晴れやかだった美咲の表情が曇る。
「私、昔からよく言われたんだよね。
お前は人の心にズカズカ土足で入る無神経な奴だって。
仲良くなっても、結局それで……
ダメになる。
やりすぎなんだろうね。でも、だって、心配だから……」
美咲の気持ちがわかるとこれ以上その気持ちを
言わせたくなくて言葉を遮った。
「もういいよ。別にそこまでは思ってない」
どうしても女同士の友情は……
過干渉過ぎてウザったくなる時がある。
自分も女なのに、真帆と付き合うようになってから、
私は他人にあまり干渉されたくないタイプだと知った……
それまでは、友達がいなくなって一人になるのが怖かったので
単に我慢していただけだった。
真帆なら私が話すまで……
何も聞かない。
見捨てることはないけど……
でも、無理やり貝の口をこじ開けるような聞き出し方はしない。
それはまるで、主任のような……
ああ、嫌だ。こんな時まであいつの事が頭をよぎるなんて。
そう、あいつは勝手なだけだ。
私はあいつの都合のいい玩具じゃない。弄ばれるいわれはない。
美咲は私を切なそうな表情で見つめていた。
「……言いたくない?私、やっぱりウザったい?」
視線を俯き加減にしながら、さっきまで晴れやかだった美咲の表情が曇る。
「私、昔からよく言われたんだよね。
お前は人の心にズカズカ土足で入る無神経な奴だって。
仲良くなっても、結局それで……
ダメになる。
やりすぎなんだろうね。でも、だって、心配だから……」
美咲の気持ちがわかるとこれ以上その気持ちを
言わせたくなくて言葉を遮った。
「もういいよ。別にそこまでは思ってない」