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揺れる恋 めぐる愛
第2章 日常と非日常
「この前から新しい課に研修に行ってるの」
「ふ―ん」
先輩は微笑んで静かにあいづちをしながら私の話を聞いてくれた。
もちろん、差しさわりのない話ばかりだったが、
先輩なりに同情したり、アドバイスをくれたりもした。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気が付いたら夜中の3時。
「先輩身体大丈夫ですか?そろそろ寝ましょう?」
「うん。用意手伝うよ。仕事の後で高速飛ばしてきて疲れてたけど、
野乃花の笑顔を見れて……
声を聞けて元気になった」
「はい……」
私は寝室の自分のベッドの横の床に布団を1枚用意した。
先輩は基本的には泊まってもベッドには寝ない。
「眠るときは、別々でいいでしょ」
初めてそういう関係なった時に……
そう言われた。少しさみしい気もしたが、
私の両親も寝室は別々という人たちだったので特に違和感は感じなかった。
用意を終えて二人で寝室に入る。
ベッドに行こうとすると、後ろから抱きしめられた……
「やっと本当に野乃花の所に戻ってこれたんだね……」
私の頭に顎を乗せてふぅ―と息を吐く。
背中の触れたところがほんのり暖かい。
こういう触れ合いは本当に久しぶりだ……
先輩が私の手を取った。
「キスしていい?」
ゆっくりと私を回転させ胸に抱き寄せる。いつもの石鹸の香りに包まれる……
先輩の早くなる鼓動を聞きながら、私はちいさくうなずいた。
「ふ―ん」
先輩は微笑んで静かにあいづちをしながら私の話を聞いてくれた。
もちろん、差しさわりのない話ばかりだったが、
先輩なりに同情したり、アドバイスをくれたりもした。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気が付いたら夜中の3時。
「先輩身体大丈夫ですか?そろそろ寝ましょう?」
「うん。用意手伝うよ。仕事の後で高速飛ばしてきて疲れてたけど、
野乃花の笑顔を見れて……
声を聞けて元気になった」
「はい……」
私は寝室の自分のベッドの横の床に布団を1枚用意した。
先輩は基本的には泊まってもベッドには寝ない。
「眠るときは、別々でいいでしょ」
初めてそういう関係なった時に……
そう言われた。少しさみしい気もしたが、
私の両親も寝室は別々という人たちだったので特に違和感は感じなかった。
用意を終えて二人で寝室に入る。
ベッドに行こうとすると、後ろから抱きしめられた……
「やっと本当に野乃花の所に戻ってこれたんだね……」
私の頭に顎を乗せてふぅ―と息を吐く。
背中の触れたところがほんのり暖かい。
こういう触れ合いは本当に久しぶりだ……
先輩が私の手を取った。
「キスしていい?」
ゆっくりと私を回転させ胸に抱き寄せる。いつもの石鹸の香りに包まれる……
先輩の早くなる鼓動を聞きながら、私はちいさくうなずいた。