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揺れる恋 めぐる愛
第2章 日常と非日常
「いいんじゃないんですか?

無理に私たちにあわせる必要もないですよ。

私の知り合いにそういう男性もいます。

とっても素敵ですよ……」


私は宮原さんを見て……

蓮先輩を思い出した。

蓮先輩も所作や言葉は丁寧できれい……

それは先輩の魅力の一つだった。

「藤木さんにそう言ってもらえるとうれしいです。

まるで、私が悪者のようでしたから……」


それから、前には岡田さんと美咲。

私は宮原さんと山路さんに挟まれてその後ろを歩いた。

右側の山路さんは何とか話をつなげようとニュースや、

携帯の話題を話してくれた。

私はあまり関心の薄い話題が多かったので、

左側の宮原さんと一緒にあいづちをしていた。


しばらく歩くと、河川敷に付く。

席取りをしていたござの上に座りお酒を飲みながら5人で花火を見た。

小学生以来久々に見る間近での花火は、綺麗で迫力があった。

花火が打ちあがるたびに、地響きがして空気が震え、

綺麗な火花が空一面に広がった。


どん。どん。どん。

と花火が上がるたびに、

「わぁ―――」

と歓声が上がる。

私も最後の連続の打ち上げ花火には歓声を上げながら見とれていた。

右側の山路さんも私と同じく空を見上げて花火に感嘆していた。

反対側の人は、花火ではなく私の横顔を静かに見ていたことに、

夜空に夢中な私は気づいていなかった。
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