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揺れる恋 めぐる愛
第1章 躰と心
「おはようございます……」
ドアを開けると、主任はデスクにいた。
「藤木くんおはよう」
仕事は少しわかってきたが……
この微笑みに迎えられることには慣れなかった。
歩きながら目礼だけするとそのまま自分のデスクについた。
「おはようございます」
「おはよう、藤木さん。あれ、誰だって勘違いしちゃうわよねぇ~。
でもお客さんの所に行っても同じだからぁ~。
私くらい一緒に働くと目の保養にすらならないけどね」
先輩が伝票をこちらに渡してきた。
「そうなんですね」
受け取りながら頷いた。
「素敵な部下達に微笑んで文句を言われるなんて、俺って気の毒だなぁ……」
主任がいつの間にか歩いてきてこちらに向かって話しかけきた。
「そんなこと露ほども思ってもない癖に……
まあ、藤木さんは新人で可愛いから彼女に対しての気遣いでしょ?」
「藤木君だけじゃなくって、毎日課に潤いを与えてくれる
木口さんももちろん可愛いですよ」
「ほんとうにぃ~、どの口が言ってるんだか……
何かお願いでもあるんですか?」
「さすが察しのいい……
今日、後輩の藤木さんを借りたいんだけど大丈夫?」
「ええ。そろそろかもと思っていたので、どうぞ」
渡したはずの伝票を先輩がデスクに引き戻した。
「ありがとう」
「お礼はぜひ今度合コンで……」
「了解。じゃ、藤木君行こうか?」
ドアを開けると、主任はデスクにいた。
「藤木くんおはよう」
仕事は少しわかってきたが……
この微笑みに迎えられることには慣れなかった。
歩きながら目礼だけするとそのまま自分のデスクについた。
「おはようございます」
「おはよう、藤木さん。あれ、誰だって勘違いしちゃうわよねぇ~。
でもお客さんの所に行っても同じだからぁ~。
私くらい一緒に働くと目の保養にすらならないけどね」
先輩が伝票をこちらに渡してきた。
「そうなんですね」
受け取りながら頷いた。
「素敵な部下達に微笑んで文句を言われるなんて、俺って気の毒だなぁ……」
主任がいつの間にか歩いてきてこちらに向かって話しかけきた。
「そんなこと露ほども思ってもない癖に……
まあ、藤木さんは新人で可愛いから彼女に対しての気遣いでしょ?」
「藤木君だけじゃなくって、毎日課に潤いを与えてくれる
木口さんももちろん可愛いですよ」
「ほんとうにぃ~、どの口が言ってるんだか……
何かお願いでもあるんですか?」
「さすが察しのいい……
今日、後輩の藤木さんを借りたいんだけど大丈夫?」
「ええ。そろそろかもと思っていたので、どうぞ」
渡したはずの伝票を先輩がデスクに引き戻した。
「ありがとう」
「お礼はぜひ今度合コンで……」
「了解。じゃ、藤木君行こうか?」