この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喪われた記憶
第9章 同棲宣言



『………!!』



彼の動きが一瞬止まった。



それを感じた私は更に腕の力を強める。



「…生憎、私にはその時の記憶がないみたいです。

私はあなたに何も言ってあげられない。

でも…その時と同じようにまたあなたと一緒に過ごしていれば、

何かしら思い出せるんじゃないかと思います。

それに…あなたには…なんだか笑っていて欲しいです。」



そう言った途端、目の前が真っ暗になった。



目隠しをされたわけじゃない。



これは…この優しい香りは…。



今度は私が彼に抱きしめられていた。



『……ありがとな…』



そう、耳元で囁かれた。



私も彼の背中に腕を回し、それに応えた。



なぜだか…とても懐かしい気分に包まれた。










/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ