この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
喪われた記憶
第13章 新しい生活
「…私変な顔してる?」
自然と上目遣いになる。
すると紫苑が顔を背けた。
その耳は…赤い。
「…どしたの?」
『…っ……お前その顔反則だろ…』
「へっ!?」
『散々煽りやがって…』
「はっ!?」
『もう絶対許さねーからな…っ』
私を抱えたまま紫苑は浴室へと入る。
『…もう俺限界だから』
言うが早いか、私のワンピースのポタンに手を掛けて外し始める。
「…ちょっとっ」
『煽ったのはお前だからな。
……覚悟しとけよ?』
耳を舐めあげられる。
耳を弄られてさらに胸が苦しくなった。