この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
喪われた記憶
第13章 新しい生活
『はっ……やらしっ…』
その言葉に体が熱くなる。
ますます腰が動き、胸から流れた泡で
後ろへと下がっていく。
すると、何か硬いものに触れた。
「………っ?」
ぴくん、と反応する私の体。
それに続けて後ろのそれもぴくん、と動く。
腰に当たった硬くて熱いそれに手を伸ばした。
指先が触れると、
『―――――――っ!』
胸を揉む手が止まり、
紫苑が硬直した。
後ろを振り返った私は
凄く恥ずかしくなった。
だって……私が触ってしまったのは…
紫苑の………だったから。
「わっ…ごめんなさいっ!」
慌てて紫苑から降りようとした。