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喪われた記憶
第20章 檻の中






『クスクス……月琴の体は淫乱だな……』





びくびくと快楽に震える私を


蔑むように見るお父さん。




今はその視線にすら興奮してしまう。




ああ……私もおかしくなってしまう…っ




嫌だ……




こんな奴と一緒になりたくない……っ




お願い……




助けて…………っ!!









「……あぅっ…はぁぁっ……んあっ…んんっ」





『………もう逆らうな。
 逃げられないのは分かってるだろ?


 あいつは助けにこない。



 変な希望を持つな…
 俺に従っていればいいんだよ』





「………………っ」






『………返事は?』





「……………はい」












……………………………………………

















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