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喪われた記憶
第22章 追求




『懐かしいなぁ………』




ぽつり、とつぶやいた。




「いつぶりだろうな…」



『5年ぶりですよ。』





黒い屋根が2つある大きな白い壁の家。




俺も一度だけだが来たことがあった。



両親がいない時に…ちょっとお邪魔した。






「………人は住んでいないみたいだな」




『……これ、中入れんのかな?』




「や……無理だろ…って、おい!!」







夏恋を止めようとした時だった。







『あんたたちっ!……そこで何やってんだい!?』








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