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喪われた記憶
第23章 絶望の時





そこからは決して外には出ないと誓った。



そんな事されるよりはまだ家にずっといたほうがいい。



それをいいことに、お父さんは毎日毎日私を求める。



家に帰ってきたら…


お風呂から出たら…


食事が終わったら…



寝て起きてされるがままの私は



もはやそのために生かされているようなものだった。



私の体は壊れつつあった。



もうすでに心は壊れているけれど……













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