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喪われた記憶
第23章 絶望の時






入らない力を入れ、下腹部に目を向ける。





「――――――――!」





白い何かが…垂れていた。





『………デキるかもな』




「なんてことを……………っ」






その感情のこもらない声。


なんとも無機質で気味が悪い。







「それ………どうなるの?」




『…………さぁな。
 気持ちよかったんだから別にいいだろ』










この人は…本当に私の父親なの?




命を…なんだと思ってるの?




おかしい……





やっぱり狂ってるよ……!!













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