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喪われた記憶
第23章 絶望の時








………………………………………






風呂出からたら、お父さんはいなかった。





「……うぅっ…ひっ…」








嫌だ……





汚い…………っ





気持ち悪い…………!!!









「…どうしてっ………ど…して……っ」









握りしめていた手から血が出ていた。






そして目線を左腕の傷へと向ける。











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