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喪われた記憶
第25章 最後の賭け





…………………………





「…………」



『あら、おはよう青瀬君。』



「おはようございます……あ…月琴は!?」



『起きて早々彼女の心配とは…
 意外と一途な奴ねぇ』



「えっ!?……部長…!」



『気づくの遅いわ馬鹿野郎が』



「あ……すみません!あのっ」



『あの子なら横にいるでしょ
 …全く無茶するわあんたたち』



「………」




横を向くと月琴が寝ていた。



すぅすぅと寝息を立てている。
















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