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喪われた記憶
第25章 最後の賭け





『22階から落ちて死なない奴はいないわよ
 私の力に感謝することね』



「えっ…まさか部長が僕らを受け止めてくださっ   た…」



『青瀬君、寝言は寝てから言いな。
 私の知り合いに頼んで
 警察を動かしてやったのよ。
 貴方達が落ちる寸前に下で待機していたの。
 それから屋上にいた男も確保されたわ。』





屋上に男……?





「そんな人…いましたか?」



『いたわよ。
 その子の父親だって言ってるらしいけど』










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