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喪われた記憶
第27章 蘇った記憶



『あ……起きた』


「あれ………寝ちゃってた?」


『ぐっすりな。』


「……ごめん」


クスクスと笑い合う。


『なぁ…月琴
 俺のこと…思い出したよな?』


「え?」


『3ヶ月前……久しぶりに会っただろ?』


「うん」


『お前急に転校して
 それから会えなくなってたから
 姿見た時…カッとなっちゃってさ』


「うん」


『やり過ぎちゃったから……』


「確かに怖かったよ
 …てかあのグッズは何だったの」


『………して欲しい?』


「……………!?」




ニヤリと笑った彼に


背筋が凍る。








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