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喪われた記憶
第27章 蘇った記憶
突然の口調の変化にも驚いたが
名前を知っていることの方に
驚かされた。
『あら失礼…
私は青瀬さんの上司で笠原と申します。
……で、彼になにか聞いてない?』
「何かって…」
その名前を聞くこと自体初めてだった。
『言われてなさそうね。
じゃあ……ちょっと説明させてもらうわ。』
そして話すこと3分……
「…………………返す言葉もございません」
なんだか…凄いお世話になってる…っ
紫苑………
「普通……首…とんじゃいますよね…」
『まあ……そうよね
2週間もほったらかしてたんだもの。』