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喪われた記憶
第27章 蘇った記憶




逸れるなって


紫苑に言われたのに…


早速破っちゃうって…。




花火大会というだけあって


人が多過ぎる。


連絡取ろうか……




人の波から外れて


ケータイを開く。



「あ……」





充電がない…


忘れてた。




充電しなきゃ、と思いながら



先延ばしにしていたのだった。










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