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喪われた記憶
第6章 一日中…



『…そうか。』



案外あっさり引いてくれた。



…と思ったら。







『じゃあ…動けなくしてやるしかないよな?』








男が覆い被さってきた。




「嫌だっ…降りてよ!」




必死に抵抗した…けど。




『俺が待てるとでも思ってんのか?

昨日は我慢してやっただろ?

俺はもう限界だ。』





「……」




無言で男を睨みつける。




『…そんな顔もするんだな』




ぼそっとなにかつぶやいた。






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