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喪われた記憶
第6章 一日中…



それは…。



「…それはどういう意味ですか?」



『…ここで住めばいいってこと』



「私家があるんですけど?
家族に迷惑かけられません。」



『家族と住んでんのか?』



「違いますっ!

一人暮らしだけど家賃を払ってもらってるんです!

…もういいでしょ?

早く帰らないと心配かけちゃう!」





『一人暮らしなら尚更構わないだろ。』




「…っだから!そういう問題じゃないっての!

見ず知らずの人間…しかも男の人だよ!?

絶対嫌だから!」




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