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喪われた記憶
第2章 誘拐










……パチッ






眠りから覚めて
目を開くと、そこには見慣れない天井。



しばらくボーッとしていると
だんだん意識が戻ってきて、



首が苦しいことに気がついた。



体を起こそうとベッドに肘を着くと






―――ジャラッ







「…………え」





………く、鎖!?







「…何?これ………」









『それは首輪だ』













部屋の隅から一人の男が現れた。






















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