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喪われた記憶
第6章 一日中…



『………!』



「お願い…んんッ…こんなおもちゃでしないで…ッ」



私は懇願し続ける。



「…こんな…冷たい玩具でされて虚しい思いをするより…

まだ…っ…そっちの方が…イイっ!」




『………。』




黙ったまま…何も言わない。




「ねぇっ!…ふぅんッ…聞いてるのっ!?」





すると、男が動く気配がした。






『……そのままずっと俺のこと欲しがってろよ。』






―――ガチャッ





―――パタン……







「…え…っ…」





―――まさか






そのままって……このまま!?










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