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第5章 中学生編＊睦月side

「ププッやだぁ真面目ちゃんたら本当に真面目ちゃんなんだから！私だって言ってないんだからお互い様よ。私はね“バ和樹”の姉で晶子っていうの。よろしくね、ムッちゃん」

む、ムッちゃん？
そんな親しげに呼ばれるのは初めてだ。

晶子さんは、どちらかというと不機嫌そうな顔をしていることが多い神尾とは真逆の、よく笑う可愛らしいお姉さんだった。