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シーシーShe
第4章 中学生編*カノジョ
翌朝 登校してクラスを見渡し、俺は無意識に村下の姿を探した。
だがいつも俺より早く登校しているはずなのに、今日はいない。
遅刻なんて珍しいなと思っていると、御園がツツツと近寄ってきた。
「まさかと思うけど、委員長から何も聞いてないの?」
「は?何がだよ」
「うっそ、マジで言ってる?え〜、いくら神尾が寝込んでるからってメールか電話で報せればいいのにねぇ!」
「だから何なんだよ、さっきから」
「委員長さ、転校したんだよ?」