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第5章 中学生編＊睦月side

「おとなしくしないと、あのことバラすぞ？“モラシタ”」

嘘ばっかり。
本気で嫌がって逃げたとしても、神尾が人の恥を言いふらしたりする男の子ではないことを私は知っている。

それでも敢えて私は脅しに屈したフリをする。

性行為に興味があるだけで女の子なら誰でも良いと神尾が思っているのだとしても、その相手には私を選んでほしいから。