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PINK
第2章 澪
多分、大概の人はこういう性癖を否定するだろう?
眉をひそめて、まるで汚いものでも見るかのように、差別の視線で見たり、興味本位で探ってきたり、時には嫌悪すらも態度で示す人も居るだろう。
私から言わせれば、セックスのやり方と気持ち良さの追求が、普通のラインから少し違って見えるだけだ。
普通の境界線を決めるのは、人それぞれの価値観に過ぎない。
ただ一つ言える事は、面白みのないセックスをするのは体に苦痛を与えているだけ。
惰性ですればするほど心まで虚しくなっていく。
そんなセックスを無意味に思った。
本音のセックスこそ、体に悦びを与え、心に安らぎを与え、本来の自分と本気で向き合わせてくれるもんじゃないのか?