この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
PINK
第2章 澪

この男と出会うまで、普通に恋愛もし、普通のセックスもした。
それなりの気持ち良さは知っている。
それで満足していたのなら、私はこの男と出会う事もなかったのだろう。
ありきたりのセックスはオナニーに毛が生えた程度にしか感じなかった。
私はこの男を知る度に自分の性癖を思い知らされていく。
私を愛し、優しい愛撫を繰り返しながら、絶頂に導こうとするセックス気持ちいいし濡れてくる。
でも、それだけのセックスでは物足りないのだ。
心の底から満足し、快楽の波にのまれて溺れてしまうようなセックスに出会いたいと願ってしまう。
その為にはもっともっと淫らな事をしたい。
本能が求めるままに曝け出して、自分に素直なセックスがしたいと、そんな野望を抱えて生きてきた。

