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PINK
第8章 未知の扉


 ブログを見て、コメントを書いてくれたり、メッセージをくれる人も増えていった。

 あわよくば、こんな輩は私とセックスをしたいという願望をそのままストレートにメッセージに書いてくる。

 ルックスが良くて、望んだセックスをしてくれる男が居るのなら、今すぐ私は抱かれに行くのにな。

 そう思ってしまう自分が虚しい。

 一つ一つメッセージに目を通すと、カオスからもメッセージが入っていた。

 驚きと嬉しさでドキドキしながらメッセージを開くと‥‥


ーー


 桃

 クレオパトラは知ってるよな?
彼女はどうして女王になり、絶世の美女と言われたか分かる?

 俺が思うに《絶世のテクニシャン》だったんじゃないかな?
君は自分の魅せ方をよく知ってるみたいだね。
手に隠れた部分を外してみたくなった。
興味を唆る子だ。

ーー



✾✾✾


カオスからのメッセージだった。
カオスに自分が興味を持たれた事に素直に喜び舞い上がる。
目に見えない調教を受けていれみたいに刺激的だ。
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