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PINK
第9章 初めての‥‥


 そんな優希とエッチしちゃうまで、余り時間が掛からなかった。
元々私はセックスがしたかったし、優希にはしらばっくれたが、際どい写真をブログにUPしちゃう桃は私に間違いないんだし。

 優希の家に誘われた時、この時が来たと思った。

 優希の家は高級高層マンションの一室だった。

 広々とした間取りと高級そうな家具で囲まれ、落ち着きがあるセンスのいい部屋だ。

 部屋から眺める景色も素敵だった。

 ドラマや映画でお金持ちの家の設定にも出てきそなほどの素敵なステータスそのものが優希の家なのだから。

 普通の家庭の私から見たら溜息が出るほどのゴージャスさ。

 驚いている私に、優希が初めて菱野グループの御曹司である事を打ち明けた。

 「ただ単に親が金持ちだっただけ」
と言い方もクールだ。

 そんな高級感の溢れた部屋で、私は優希とこれからしちゃうのか?

 びっくりとドキドキと興奮が交互した。

 優希の親は夏休みを利用し、優希の兄の留学先であるロンドンに旅行を兼ねて出掛けていた。

 この部屋に二人っきり。

 この日の為のシチュエーションは全て整った状態。

 抱き寄せられてキスを交わす。
つい先日ファーストキスを済ませたばかり。
まだまだ優希にリードして貰わないと、どうしていいか分からない。

 一応、下着は真新しいものを身につけた。
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