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第5章 一斉に浴びせられる牡汁に、美姫は裸身をわななかせ……

（どうして……どうして、こんなに気持ちがいいの……魔物に……汚されているというのに！）

　じゅうぽっ！　ぷじゅうっ……じゅぷぷっ……なぷおっ！　ぷぇじゃ、びゅぶっ……るじゅうっ！

　しゃぶられ、そして自らもしゃぶる。

　舐められ、突かれ、溢れさせる。

　自分と魔物の汁にまみれて熱く火照る肉体が、芯の芯まで官能に支配されてゆく。

「イエ……」

　魔物の声。

「……？」

　それは、ティアの口に肉棒を咥えさせている小鬼だった。

　どういう声帯をしているのか、一人だというのにハモっているかのような二重になった嗄れ声。

「言エ……」

（何を……？）

　犯されながら、朦朧とした意識の中でティアは疑問に思う。