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第11章 あとがき

　アレイオは結局何を望んだのか、という事は作中明らかにならずに終わりました。

　これは読んだ方それぞれで想像していただければいいかなと思っています。

　アレイオは勇者なのでティアを救い出すことはできても、さらって自分のものにすることはできない。だから、ティアと結ばれたいと望んでいたアレイオは、魔王にならざるを得なかった……とか、そーいうことかなと想像しています。

　あるいは、後日読み返した時に別の事を想うのかもしれません。正解はなし、というかどうであれ正解だと思うので、そこは個々の読者の皆様に委ねます。

　なんで望みが叶ったら「ならば死ね」なんだぜ?　というのもw


　さて、そんな訳で課題の多い私ですが、次回も引き続き課題を設けて精進していこうかと思う次第であります。

　あ、すでに次作の「PV ― ピー・ヴィ ―」はアップしちゃってますけど、これは作品としてはノーカウントの文章ということで。

　最後に、いつも試し読みをしてくれている親友のＩ君に感謝の言葉を。
「タイトルがありきたりすぎ」というご意見で、仮タイトルだった「王女凌辱　ティア・リフレイン」を改め「ティア・リフレインに捧げる」としました。

　執筆中もずーっと、どんなタイトルにすべきか考え続けていたのですが、ラストシーンを書き上げた時、ああ、これだ、と「～に捧げる」という言葉が違和感なく思い浮かびました。

　ティア様の魂が少しでも安らぎを得られればと思います。

　Ｉ君の変態性も少しは安らぎを得たほうがいいと思います。
　余計なお世話かもしれませんが。